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治らない意味

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 こんばんわ。みどりリハビリサービスのみねざきです。

 時間があるときは、ちょこちょこと記事を書きたいと思います。よろしくお付き合い下さいませ。

 長らくリハビリの仕事をしていると、いろいろな方と出会います。

 それは単に難治症例か・簡単な症例か…という枠組みから外れ、治したいのか・共存したいのか。

 という視点になることがあります。

 よく聞くお話としては、治ることで病院へ通う理由が無くなってしまう。なので、あえて痛みを自身に残しておき、主張することで関係性が続くというもの。

 「そんなことあんの?」と思われるかも知れませんが、これは病院勤務をしていて、外来対応に携わっている者であれば、納得できる話だったりします。

 そして、人を診ずに症状ばかり追い求めているセラピストには、観えません。

 これは難しい話で、ただ単に技術不足で患者さんの訴えている症状に変化が出ていない場合は別です。

 明らかに状態は変化しているけれども、相手の捉え方が変わらないケースに限ったお話です。

 

 本当に、様々な患者さんにお会いしてきました。

 次から次に訪れる患者さんに対して、精いっぱいのケアを行う。こちらの主観的な変化に合わせて、相手も良くなったと喜ばれて帰るケースももちろんあります。

 でも、時折生じる乖離。

 このある意味矛盾した感覚と付き合っていくことに、最初は戸惑いました。

 そして、痛みを抑制する様々なツールを用いて、とにかく主訴を消しに掛かっていた時期もあった。

 でも、患者さんに喜ばれなかったのですよね。

 なぜこの患者さんと出会ったのか。なぜこの患者さんは、通って下さるのか。

 ともに生きていくという感覚でとらえても良いのですが、もっと違った意味があるのではないか。

 まだ答えは出ませんが、きっと痛みや病気。そしてけがを抱えることで、自身が救われている患者さんはたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

 この問いかけは、何年も続いていくことと思います。

 いや、一生をかけて、追い求めていくのかも知れません。

最後までご覧いただきありがとうございます!
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