まくら
公開日
おはようございます。みどりリハビリサービスのみねざきです。
今朝も梅雨空ですね。ジメジメしています…。
さて、今朝はまくら(枕)のお話です。
患者さんからの質問で意外と多いのが、この枕に関してのもの。
高さや材質に関してですね。
質問をして下さる患者さんの多くは、今までいろいろと使い比べてみたり、オーダーメードで枕を作っていたりと、ご自身で工夫されています。
それだけ睡眠の質を重要視しているということでしょう。とても大切なことですね。
睡眠は、脳を休めてあげる。そして二次的に呼吸を整え、内臓や自律神経機能をリセットする機会にもなります。
人のからだは60%が水分と言われていますが、脳はさらにその割合が高い。
寝ている間。脳内にある血管やリンパ管が活動し、心臓の方へ老廃物を運んでくれます。
脳は全身の中でも軽い臓器ではありますが、糖質の消費量がとても多いことで知られています。それだけ、エネルギーを多く消費するということですね。
エネルギーを消費するという事は、もちろんゴミもたくさん出るわけで。
寝ている間に、それらが除去されていきます。
これが滞ってくると、慢性的に疲労感が蓄積しやすくなり、脳の機能低下。さらにはアルツハイマー病や緑内障へ繋がりやすくなるとも言われていますね。
睡眠はとても大切。その基盤となる枕も、当然大切になります。
では、枕はどのようなものを選んだらよいのでしょうか。
はっきり言って、答えはありません。
低反発のものが良い人と、高反発のものが良い人と。
高いほうが良い人と、低い方が良い人と。
頭の重さ、頭頚部の筋の緊張具合や柔軟性、胸郭の柔軟性や呼吸様式など。
総合的にみて、決めていきます。ですから、オーダーメードで高いものを作られても、案外合っていなかったりするので、考えものです。
僕の意識では、枕は高いお金をかけて、買うものではありません。
お身体の状態に合わせて、作るものです。
おすすめは、バスタオルを折って組み合わせたものですね。
うちの母親が愛用しています。
硬さに関しては、中に雑誌を入れたりして、微妙に調節するのです。
ご自身で枕を作る場合は、毎日いろいろなタイプを試してみると良いですよ!
あっ、昨日の枕は良かったな! この時は、感動的でしょうね。
お身体の状態に合わせて、枕のアドバイスもしている。みどりリハビリサービスです(笑)
使うのがバスタオルと雑誌、もしくは新聞紙ですから、大した話ではありませんが。
お金を掛けずに済むなら、これに越したことはありません。
工夫次第です。