月経痛
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こんにちは。みどりリハビリサービスのみねざきです。
今日も暑くなりそうですね。もともと日当たりが弱いので、店舗は涼しい印象を持っていたのですが、今日はさすがにエアコンを使っています。
さて、今日は月経痛について書きたいと思います。
男性のセラピストが月経痛の記事を書くことに抵抗がある方もいると思いますし、「うちに来れば、楽になりますよ」という意味で書こうとは考えていません。
何かの参考になれば…幸いです。
月経痛や不妊症など、婦人科系のトラブルに対して、整体や鍼灸、カイロプラクティック、オステオパシーなどの手技を用いて、結果を出している先生はたくさんいらっしゃいます。
「痛いときには、お薬」という感覚の方も多いのでしょうが、身体をケアすることで、改善する可能性が大きいのもこの分野だったりするのです。
実際にどのようなアプローチ方法を用いるのか。それは先生の考え方、学んできた手技によりますので、一概には言えません。
ここで書くのは、あくまで一例です。
初歩的な介入としては、子宮や卵巣周囲の可動性(動き)を改善させること。
子宮は仙骨や恥骨、そして前後する膀胱や直腸と連結を持っているため、それらをつないでいる靭帯や筋肉の柔軟性が低下することで、臓器自体が動く余力がなくなり、血液循環やホルモンバランスの乱れに繋がります。
また、骨盤底筋の柔軟性や腹筋群の筋力低下、そして脊柱(特に胸椎と腰椎のつなぎ目。ただし、ホルモンバランスを考える上では、頸椎や上位胸椎も必須)。
筋膜の理論が流行っていますから、臀部や股関節周囲の筋膜から、痛みを緩和させることも可能でしょうね。
簡単にまとめると、腸を含めた骨盤内の臓器に動く余力があり、血液循環が維持され、ホルモンの働きが十分に得られていれば痛みは多くのケースで緩和します。
ここまでに関しては、施術の難易度としてはそこまで高くなく、様々な治療院でケアを受けられることと思います。
女性の場合は、骨盤周りを触れられることへの抵抗感もあるでしょうから、女性のセラピストがいる整体院などへかかることも良いでしょうね。
ただし、子宮や卵巣に疾患をお持ちの場合は、専門医の診断を受けながらのケアをお勧めします。
例えば子宮筋腫や卵巣嚢腫を既往でお持ちの場合でも、疾患自体をどうこうするわけではなく、痛みや違和感を緩和させることは可能な事が多い。
疾患と共生しつつも、動きやすいように整えるということですね。
さて、もう一歩進むと、脳と婦人科系の臓器の連携は取れているか?
ここまで見れると良いですね。
ホルモンバランスをコントロールしている、視床下部や下垂体と、臓器自体が連動して動いているのか。
ここを診れると、さらに改善率が高まります。
月経痛でお悩みの方は、近隣で信頼のできる治療院にて、ケアを受けてみてはいかがでしょうか。
気持ちよくお身体を任せられることが必要になりますので、選び方は人ぞれぞれ。
今日も元気に、動きましょう。