リンパ浮腫について(3)
公開日
空いている時間は、どんどんブログを書いていきたいと思います。
本日オープン日でしたが、このご時世で4名の方にお越し頂けました。
それなりに効果は出せたみたいで、ホッとしています。
そのうちの1名の方は、リンパ浮腫のブログを読んでお越しいただいたとのこと。
有難いですね。
さて、本日初診の患者さんも、以前に受けたリンパドレナージュに効果を感じられず、やめてしまったと話されていました。
体の感覚がよく、効果を冷静に判定できる方でしたので、はっきり分かったのでしょうね。
さて、続きになります。
一般的なリンパドレナージュの効果が今一つになってしまう理由の一つが、表層のリンパ管のケアが難しいためです。
一般的なテキストに載っているリンパ管というのは、動脈や静脈に伴走しているように記載されていることが多いですよね。
あれはリンパ管のほんの一部分にすぎず、しかも比較的ゴールに近い部分です。
どうゆうことかというと、リンパ管というのは皮膚の最も表層である、表皮のすぐ下からスタートしています。皮膚の表層から、おなかの深層部まで走行しているということ。
その深度を考えながら、ドレナージュしていかなければなりません。
ですので、皮膚をさするような弱圧のドレナージュをよく見かけます。
ただし、それでは不十分なのです。
問題の無いエリアをドレナージュしても、意味がありません。
あくまでうっ滞しているエリアをドレナージュしていく必要があります。
この見極めは、熟練を要しますし、本当にトップクラスのセラピストしかできないと思われます。
皮膚レベルのリンパ管をしっかり操作できること。
そして、問題のある場所へ効果を出せること。
この2点が可能であれば、リンパ管に適度な刺激を加えながらのドレナージュが行えます。
それぐらいの力量がある方であれば、バンテージや弾性包帯を巻く場所や圧も適切にアドバイスできると思われ、セルフケアでも十分に効果を出せるようになってくると思います。
僕のリンパ浮腫に対するアプローチは特殊です。
普通のドレナージュ法を期待されると、いろいろな意味で裏切られるかもしれません。
でも効果はしっかり出しますので。
お困りの方は、ご相談くださいませ。 みねざき