自分が…
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おはようございます。みどりリハビリサービスのみねざきです。
もう少し時間があるので、ひと書き…。
昔担当した患者さんの事を考えていたら、当時の自分を思い出したので、その時のことを。
僕が理学療法士になったきっかけは、「お年寄りに関われる仕事をしたい」と思ったからです。はじめは、介護士になるのか、理学療法士になるのか、迷いました。
最終的には、リハビリで関わることを選びましたが、今でも「介護士もいいなぁ」と考えたりします。
家族のような存在の利用者さんに、穏やかな余生を過ごすサポートができるなら、それも素晴らしいなぁって。
老人保健施設へ入職し、その後は騎西町にある総合病院でリハビリ科の立ち上げに関わりました。
まだ経験2年目の若手。よく立ち上げに飛び込んだなぁと、自分でも感心します。
立ち上げなんて、誰もが経験できることではありません。でも、一から作ることの大変さを考えると、なかなか踏み込めない方が多かったのでしょう。
求人はかけていましたが、なかなか常勤が入職しなかった様子。
そこへ自分が飛び込み、約3年間をかけて土台つくりをしました。常勤職員がほかにも入ってくれたので、そこで自分はお役御免。
次の目標であった、離島のリハビリへ。
伊豆大島へ移住したのですよね。いろいろとあって、帰ってきてから、川島町のクリニックへ就職。
そこで今の恩師に出会い、理学療法士の技術の奥深さに触れ。
それからずっと勉強。
当時の自分を思い返すと、「自分にしか、この患者さんは治せない!」
そんな気持ちを持って、毎日仕事をしていたことを思い出します。思い入れが強くなると、その弊害も出ます。患者さんとの距離の取り方について、当時は師匠によく怒られました。
その時のご指導が、とても役に立っています。
若手のままの気持ちで、高度な徒手療法をしていたとしたら…。きっと自分は身体を壊していたでしょう。
でも、その気持ちは、形を変えながらも自分の中に根差していて。
当院にお越し下さる患者さんは、難しい方ばかりです。
本当の意味で、「自分が何とかしないと」という状況の方が多い。
毎日が戦いではありますが、新しい自分に出会えたのも事実。
この先何が待っているのかは分からないけれども、自分らしく。そして精いっぱい毎日を過ごしたい。
そう考えています。
みなさんの原点とはなんでしょうか? 眠っているものを、久しぶりに起こしてみるのも
いいかも知れません。