歩み寄り
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おはようございます。みどりリハビリサービスのみねざきです。
今日は久しぶりに晴れるとのこと。アパートの窓を開けて、気持ち良い空気を浴びています。
さて、昨日お越しになった新患の方について書きたいと思います。
昨日は膝関節痛の患者さんがみえたのですが、病院やほかの整体院でケアを続けてこられた方でした。
うちにお越しになったという事は、それなりに理由があってのことですね。
簡単に言うと、評価がしっかりできていませんでした。
今までのエピソードや、既往歴を考えると、診るべきポイントは大腿膝蓋関節の拘縮と分かりやすい状況であったにも関わらず、病院そして整体院ともにそこにフォーカスが当たっていなかった。
だから改善が乏しかったわけですね。
膝関節には、大きく分けて大腿脛骨関節と大腿膝蓋関節があります。
大腿膝蓋関節に問題があるのに、大腿脛骨関節にヒアルロン酸を注射しても、大して効果が出ないことは想像できると思います(まったく効果が無いわけではありませんが、薄いです)。
膝を診る上では、基礎中の基礎。
だいぶ進行してきている様でしたので、定期的に通っていただくことをご提案しました。
早めに対応しなければなりません。
患者さんは時に、病院を信じる方。そして、病院は何もしてくれないと、否定する方。両方を柔軟に受け入れている方。様々なパターンに分かれます。
そしてケアする立場としても、医師は接骨院や整体院に対して否定的な意見を持つケースが少なくありません。
逆に、徒手療法家の先生は病院を否定するケースも多い。
それぞれに強みがあるので、競う所ではないはずです。
協力し合っていければよいのですが、それぞれの評価力が低いと、結局患者さんは良くならず。
お互いに責任を押し付けるようなことに成りかねないのだと思いました。
みんなが頑張って、患者さんを支えればよい。そこに理由も見栄もいらない。
そう思った一日でした。
さて、これから川口へ出張してから、院に戻ります。
皆様、良い一日をお過ごしください。