内臓
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おはようございます。みどりリハビリサービスのみねざきです。
寒い日が続きますね。
日曜日にようやく晴れ間が出るそうですので、もうひと辛抱です。
さて、今日は技術的なことを書きたいと思います。
僕が理学療法士以外の徒手療法を学び始めた時、初めに興味を抱いたのが「内臓」へのアプローチです。
徒手療法で内臓に変化を出す方法はいろいろとあります。自律神経を介しても良いですし、内臓を包んでいる膜を調整しても良し。そして王道は、直接臓器を触れての介入です。
内臓は当然ながら、目で見えません。
ですので、皮膚や筋肉の上から触れることになるのですが、熟練してくるとスムーズに触れるようになってきます。
お医者さんが行う打診なんかも、肺や気管支、その他の臓器の状態を評価したりする際に使うので、広くとらえれば同じような概念になるのでしょう。
当時の僕にとって、この内臓への介入は、とても興味を引きました。
医療機関に所属していましたので、患者さんに大っぴらにしながら使うことはできなかったのですが、食生活のアドバイスをする際などに使っていましたね。
例えば、胆のうは膝か筋という、膝のねじれを止める筋肉と関連があります。
脂っこいものを好んで食べる方は、胆嚢の機能低下を由来として、膝の障害を伴いやすい。
案外多かったのが、中高生の膝障害です。
学校で、そしてご自宅で牛乳をたくさん飲み、また肉食中心の食生活をしていたりすると、胆のうが一時的に機能を落とすのですね(機能を落とすという表現が合っているのか難しいのですが、働きすぎて疲れている状態だと思ってください。)
そしておなか周りの柔軟性も落ち、足への血流も不十分となりますから、なかなか膝の痛みが取れない。
少し運動すると、すぐに炎症を繰り返したりします。
そうゆうケースの場合、胆のうへ介入を行うと、膝周りの筋力が劇的に変化します。
筋トレの非ではありません。一瞬で変わるのです。
このような変化が楽しくて、内臓の介入はよく練習していました。
懐かしい思い出です。