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腰部脊柱管狭窄症について(2)

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 おはようございます。みどりリハビリサービスのみねざきです。

 さて、今日は以前に記載した「脊柱管狭窄症」の続きを書きたいと思います。

 前回の記事では、脊柱管狭窄症の症状は「間欠性跛行」であること。

 そして間欠性跛行は2種類あって、自転車で症状が軽くなる場合は「腰部由来」

 自転車でも変わらずに、臀部や足の症状が出る場合は「動脈由来」の可能性が高いという所まで書きました。

 動脈性の間欠性跛行に関しても、色々とできることはありますが、今回は腰部脊柱管狭窄症について。

 簡単に言うと、整形外科でレントゲンを撮り、問診をしたうえで診断される脊柱管狭窄症のこと(動脈性を疑われる場合は、おそらく血管を専門に診てもらえる医師に送られることが多いと思います)。

 なぜ椅子に座ると、足の症状が緩和するのか→覚えていますか?

 そうです、腰椎を後ろにカーブさせる(後彎)と、脊柱管の内圧が緩和し、脊髄内の静脈の流れが改善するため、足の神経症状が緩和するのですよね。

 実際のリハビリではまず、腰椎や隣接する股関節の柔軟性をひたすら高めることに専念します。

 そして、腹筋や大腰筋の筋力を強化することで、いわゆる反り腰を予防し、腰椎が自由に動ける状態にするのです。

 ターゲットになるのは、多裂筋や腰方形筋、脊柱起立筋。そして腰椎椎間関節の関節包などなど。

 これらを丁寧にストレッチします。

 そして、股関節に関しては、大腰筋や内転筋群。そしてお尻周りの筋肉の柔軟性をしっかり高めていくことが必要になります。

 ちなみに大腰筋は、腰椎と股関節を結んでいる唯一の筋肉であり、腰椎を健全な状態に保つ上では、一番重要な筋肉と言っても過言ではありません。

 筋力が弱くてもダメですし、硬くてもダメなのです。

 あらゆる場面に応じて、柔軟に動くことが求められます。

 

 いろいろな方法がありますが、リハビリにおける腰部脊柱管狭窄症のアプローチ方法は上記のようになります。

 まとめると、股関節と腰を軟らかく。

 そして腰椎をしっかり支えられるように、筋肉をつけましょう。

 ということですね。実にシンプルです。

 ただし、腰椎の後彎をしっかり作るには、的確にストレッチを加えられる技術が必要になります。

 やっているつもりで、できていない理学療法士はかなり多い。基礎はとても大切ですね。

 

 医師の方で、「手術しか方法がない!」と言われても、実際にリハビリを行うことで手術を回避できるケースは多かったりします。レントゲン上では狭窄があったとしても、生活で困らない程度は歩けるよ!という方はたくさんいます。

 ここで一つ提言をします。

 「どこの病院に行っても治らなかった症状が改善!」という広告を見る時がありますが、長らく医療機関にいた自分からすると別に珍しくもなんともありません。

 医師の診断がすべてではなく、当然得意な分野と見切れない分野があります。

 そこを、僕ら徒手療法家がサポートしているだけのこと。

 逆に、「ずっと整体院に通っていて、治らなかった症状が改善!」などと宣伝している医師はいませんよね。

 みんなで支え合っていけばいいのです。

 話が反れました。

 上記のような基礎的な診方に加え、僕はもう一つ大切にしていることがあります。

 それは…

 長くなりましたので、また次回に書きましょう。

 読んでくれている方はいるのかな? では、お楽しみに!

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