枕
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おはようございます。みどりリハビリサービスのみねざきです。
昨日の研修会でもデモを行ったのですが、枕の選び方について、書きたいと思います。
どんな枕を使ったらよいかという質問はよく受けます。
そして、ご自身にとって、ベストな状態の枕を使っている方はかなり少数です。多くのケースで合っていない、もしくは可もなく不可もなく…といった状態です。
枕外来などで高いお金を掛けて作ったものに関しては、大きく外れていることは少ないものの、本当の意味でその方にとって最適な選択をされているかといったら、??になります。
個人的な意見として、枕に高いお金を掛ける必要はありません。
低反発が良い方であれば、バスタオルを折ったものを重ねていけばよいですし。
高反発の方が良い方であれば、その中に雑誌など。硬いものを巻き込んで、バスタオルを重ねればOKです。
では、低反発と高反発。どちらが良いのか?という問題ですが…。
比率的には、半々ですね。流行としては低反発を選ぶ傾向が強いように感じますが、頭をたくさん酷使している方など。脳の老廃物が蓄積しやすく、頸部の緊張が高い方に関しては、低反発はまず合いません。
硬いのは×…ではないのです。枕も当然、適材適所。
硬さに関しては、上位頸椎(第1~2頸椎)の柔軟性をもとに、判定してあげると良いです。
目安にするなら、うなずきやねじり。あと眼球を大きく動かせる方は、比較的上位頸椎の柔軟性が保たれているといっていいでしょう。
ただし、ここはご自身の判定がとても難しいので、頸椎を評価できる人に観てもらった方が安全ですね。
上位頸椎が軟らかい人は、低反発。硬い人は、高反発。これで8割がたはOKだと思います。ただし、イレギュラーな方もいらっしゃいますが…。
高さに関しては、首の真ん中~やや下あたりが軽く開く感じがあればよいです。
低いとここが詰まったような形になりますし、高すぎると引っ張られる状況になります。それではダメです。
枕が合うと、すぐに気持ちよくなって眠くなります。そして、手足の筋力も入りやすくなるのです(ここ重要)。
当院でも枕のアドバイスはできますが、ご自身で探す場合は参照にして頂けますと、幸いです。