大腿膝蓋関節
公開日
こんにちは。みどりリハビリサービスのみねざきです。
先日のブログにて、大腿膝蓋関節の痛みについて記載をしました。もうちょっと書いてみたいと思います。
書きたいと思ったときに動かないと、ほんとに書けないので…。
一般の方が知っている膝関節というのは、多くが大腿脛骨関節。つまり、太ももと脛の骨の間にある関節です。
よく医薬品とか、健康食品とかのコマーシャルで見るような、膝の写真。あれは、大腿脛骨関節ですね。
ヒアルロン酸とか、軟骨が減って痛いだとか。そうゆうものに出てくるやつです。
この大腿脛骨関節の痛みというのは、主に立ち上がりや歩行で出やすいもの。
そして、大腿膝蓋関節(太ももの骨と、お皿の骨の間にある関節)に関しては、坂道や階段で痛みが顕著に出ます。
深いところからの立ち上がり、平地歩行で関与することもありますが、段差でフォーカスされやすい。
これは体重の掛かり方によって、負担の掛かりやすい場所も変化するからに他なりません。
分離膝蓋骨など、特殊な疾患を除いては、医療機関で適切に大腿膝蓋関節のケアを行えているところが少ないのが現状です。セラピストによるリハビリを処方された場合でも、その問題点を見逃してしまう方がかなり多い。
色々と見破り方はあるのですが、立ち方や生活様式。おなかの浮腫み具合、足の循環など。トータルで判断することができます。それと、分かりやすいのは、お皿の内側をしっかり押してみて、痛みがあるかどうか。
ここには太ももの筋肉が続いていたり、伏在神経という痛みの要因になるものが走行しているので、すべてが膝のお皿の問題とは言い切れません。でも、可能性としては、大腿膝蓋関節の痛みが考えられます。
僕が若手の頃は、膝蓋下脂肪帯(気になる方は、調べて下さい)のマッサージが有効と習い、よく実践していました。
とてもよく反応してくれます。ただし、脂肪というのは神経線維が豊富であり、自分としては関節の受容器(関節が今、どのように動いているのか。脳に情報を送っている組織)としての役割を感じていますので、運動も当然必要です。
緩めるだけでなく、再教育が必須。
それが膝蓋下脂肪帯です。
また詳しく書いていきたいと思います。