事故
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こんばんわ。みどりリハビリサービスのみねざきです。
今日はあと1名で、業務を終えます。
その前に、ちょっとひと書き。
交通事故の患者さんを時々経験します。
巷では、「交通事故専門」とか書いてあるのぼりを見ることがありますが、僕ならそんな恐れ多いことは書けません。
僕が若手の頃に勤めていた整形外科クリニックで、この交通外傷の患者さんにはとても苦労しました。
一般的な頸椎への徒手療法では足りず、痛みがなかなかとり切れない。
その後、カイロプラクティックの恩師に、交通外傷の診方を教わってから、少しずつ対応力が増してきた印象を受けます。レントゲンに写らない場合、「別にわるくないんでしょ」的な対応を取られることもあるかも知れませんが、画像には写らない問題を抱えるケースが多々あるのです。
MRIを撮り、筋損傷や頸椎の靭帯の炎症、椎間板障害などが指摘されれば、まだ良いほうです。
客観的な所見が何も取れず、ただご本人の主訴だけが強い場合。
気持ちの問題や、お金のためではないか?など、要らぬ疑いを掛けられるケースもあると思うのです。
身体に強い外力が加わった場合、身体のあらゆる膜系や筋肉。そして、皮膚や動脈なども負荷を受けます。
あと忘れてはいけないのは、内臓の問題ですね。
むちうちという頸部の症状のみに着目していると、数年後に大きな後遺症を負う可能性もあると考えます。
とても繊細に評価し、そして治療のプロセスを患者さんと共有する必要がある。
簡単な頸椎の可動域制限では、すぐに解除できます。
でも、想像以上に難しいケースに出会う。それが交通外傷なのです。
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