繋がり
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おはようございます。みどりリハビリサービスのみねざきです。
今朝も雨模様。明日まで、続きそうですね。
今年の梅雨は、ほんとに梅雨らしい毎日です。
今朝、ダムの貯水率を確認したら、99%とのこと。今年は水不足には悩まされないといいのですが…。ただ、九州地方や信州では、大雨で大変な災害が起きています。
地球全体の統制が取れていない気がしてなりません。
環境破壊の影響は、至る所に出ていると報道されますが、自然の変化に対して人は本当に無力です。
壊すのは簡単なのに、その影響を食い止めることはできない。
地球という星の住人であり、ある意味地球の体内環境を左右している。微生物のような存在なのでしょう。人間なんて。
もっと静かに。自分たちの役割を、淡々とまっとう出来たら、どれだけ楽なのか。
コロナで様々なものが止まりましたが、止まってよかったものもあると思えるのは、自分だけでしょうか。
さて、先日来院されたリンパ浮腫の患者さんと、このようなやり取りがありました。
「背中に浮腫みが溜まっている感じがする」
この患者さんは、とても運動能力が高く、そしてご自身のお身体の変化に対してセンサーを張れる方です。
リンパ浮腫のケアを進めていくうえで、セルフケアは必須であり、この「ご自身のお身体の変化に対して、敏感に感じ取れること」というスキルは大きな武器となります。
以前の担当医からは、「腋窩リンパ節を取った後に、背中に溜まるのはあり得ない」と発言を受けたとのこと。
どのような意図でおっしゃられたのかは分かりませんが、確かにその患者さんには肩甲骨の内側を中心に、リンパ液が迂回してきているような感覚を受けました。
そして、う回路はそのまま左足関節周囲まで繋がり、深層のリンパ管へ繋がっている様でした。
人の身体はすごいなと改めて感じた瞬間です。
どのように新しいバイパスを形成していくのか、多くのバリエーションがあるのでしょう。
そこを掴めることが、リンパ浮腫を突破する鍵の一つになりそうです。
ほんと、人の身体に対しては、臨床家へ謙虚でなければなりません。素直に診れないならば、〇〇法とか、治療理論は役に立ってくれないと思っています。
とにかく研ぎ澄ませて、耳を傾けること。
自分がやるべきことが見えてくれば、どれだけ生きやすい世の中になるでしょうか。
様々なことに繋がっているようです。