大島
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おはようございます。みどりリハビリサービスのみねざきです。
今日も梅雨空ですね。先ほど、ふと大島の事を思い出したので、書きたいと思います。
一部の方は知っているのですが、僕は20代の時に伊豆大島で暮らしていたことがありました。
期間としては、約半年程度と長いものではありませんでしたが、自分の人生の中で多くの事を学んだ時間でした。
伊豆大島は、高速船を使えば東京の竹芝から、2時間掛からずに到着できる離島です。
一応住所は東京になりますが、都内とは別天地なのはご想像の通りです。
島内は自然にあふれ、有名な三原山や裏砂漠が観光名所としてあります。そして、お花は椿ですね。島内は至る所に椿の木が植えてあるため、その景観に癒されながら、サイクリングを楽しむことができます。
ちなみに島内は数か所しか信号がありません。確か、2~3か所だったと記憶していますが…。
坂道が多いので、島内の移動手段としてはバスや車が一般的ですね。でも、軽自動車が圧倒的に多いのです。
なぜだか分かりますか?そう、塩害があるからですね。錆がつきものであるため、あまり高級な車は乗りいれていない印象でした。
ちなみに僕が現在も乗っているファンカーゴ。島にも持っていきました。自動車の底に錆止めの処置をして。
今でもその車を手放せないでいるのは、島までも一緒に連れて行った思い入れの深さなのかも知れません。
食事は、べっこう丼という、白身魚のづけ丼が最高に美味しかった。それと、明日葉のおにぎり。
それぞれ、港付近のお店で食べられます。
本土から船で運ぶため、物価は高めでしたね。でも、普段お金を使う場所がないため、自然に貯金はできていたように思えます。
そして何といっても、離島生活の醍醐味は、海。
当時は施設の寮に住んでいましたが、そこから車で5分ほど走らせれば、すぐに遊泳場へ到着です。
大島の砂浜は、三原山の火山灰の影響なのか、灰色をしています。一般的な白い砂浜ではありませんが、海の気持ち良さに変わりはありませんでした。
離島で臨床をすることが夢で、飛び込んだ伊豆大島。
ただし、気持ちだけでは患者さんの力になれないことを痛感した時間でもありました。
それから整形外科クリニックで、恩師に出会い。かれこれ、10年近くクリニックで仕事をすることになったのですよね。
すべてが線として繋がっています。
決して遠回りではありません。必要なあゆみだったのです。
晴れの日の大島も良かったのですが、今日のような梅雨空の日。
ドライブをしながら海岸へ出向き、海を見て。
生きることを。生きていくことのはかなさを、何となく感じていた若手時代です。
近代的なものは何もありせんが、疲れたら伊豆大島へ。
きっと何かを、教えてくれると思います。