予防
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おはようございます。みどりリハビリサービスのみねざきです。
陽が差してきました。
久しぶりに気持ちの良い日中を過ごせそうです。
さて、昨日はデイサービスの勤務後に、理学療法士の仲間が施術を受けに来てくれました。
その時の会話で出たのが、「予防」に関わる話題です。
長いこと理学療法士の仕事をさせて頂いていると、色々な方と出会います。
その中には、脳卒中やがんなど、大きな病気を乗り越えて来られた方も多くいました。
うちらの仕事は、基本的には患者さんが病気をしたり、怪我をされたりして、生活機能に悩みを抱えた状態から関係がスタートします。
予防という観点でみると、「介護予防」、「ロコモ」といった言葉が浮かぶのですが、まだまだ歴史は浅い分野です。
もっとこの内容を深めて、脳卒中や肺炎、心疾患、糖尿病、腎臓病など、病気をされる可能性を指摘し、未然にお身体のケアを通して予防できたら、どんなに良いことでしょうか。
今でも不可能ではありませんが、基本的には血液データや心電図など、客観的な指標に依存します。
ただし、それでは十分な予防はできません。
生活歴の問診から始まり、脊柱や自律神経系の状態、内臓、血液循環、リンパの還流など。総合的に診て、将来起こりうる患者さんの疾病リスクを減らせたら、どんなに良いでしょうか。
当然のことながら、その領域にたどり着くまでは相当な経験。そして勉強が必要です。
ありもしないリスクをたくさん患者さんに投げ掛け、逆に不安をあおることになりかねないからです。
でも、観察や触診、問診から得られることは予想以上に多く、だからこそ「病院でも良くならなかった症状が…」みたいなうたい文句がたくさん出るわけです。
理学療法士は過剰供給の時代に入っていると言われますが、そのような高度な技術を持つ方が増えるなら、まだまだ活躍の場はたくさんあるでしょう。
とにかく勉強ですね。
そして、謙虚に患者さんの身体を触ること。
日曜日の研修会の内容が、少しずつ見えてきました。
さぁ、今日も頑張りましょう。