マスクの影響
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おはようございます。みどりリハビリサービスのみねざきです。
今朝はお勉強の時間です。
みて下さっている、患者さん。ご用意はいかがですか?
では、参りましょう。
マスクをつけることの弊害は、様々なことが言われています。ネットで調べれば、いくらでも出てきますので。そちらは一般常識として、頭に入れておいてください。
さて、ここから書くのは僕が臨床を通して、観えたものです。
マスクをつけていると、どこかに一定の圧が加わり続けます。どこでしょうか?
そう、顎関節です。
下あごと耳を繋いでいるわけですから、顎には常に一定の圧が加わり続けます。
そして、顎関節への圧は、咀嚼筋(噛む筋肉)の筋膜に強い硬結を作るのです。
内側翼突筋(ないそくよくとつきん)という咀嚼筋に、決まって筋膜の硬結ができるのです。
ネットで筋肉の場所を確認してみて下さい。
自分でも確認できます。中指で押してみると、筋膜の引っ掛かりが分かりやすい。
内側翼突筋の筋膜は、そこが支点となって、さらに脳ヘのストレスを生じます。
内側翼突筋→前頭前野(前頭連合野)・脳菱・帯状回。この3領域に、圧が一定に加わり、血液循環が低下していきます。
前頭葉はいわゆる、理性脳ですから、冷静な。そして社会的な判断ができなくなります。
他人に攻撃的になったり、協調性を持てなくなるのですよね。
脳菱は左右の大脳半球を繋いでいるところ。という事は、左右の前頭葉に同じような状況が起こりやすい。
さてさて、帯状回という場所は、いわゆる大脳辺縁系というところに所属します。
だいぶ難しくなってきましたが、大丈夫ですか?ひとつずつ調べて、付いてきて下さい。
帯状回の役割のひとつとして、「呼吸の調節」があります。
つまり、帯状回の働きが低下すると、深くゆったりとした呼吸ができなくなります。
呼吸が悪くなるということが、様々な影響を出すことは、想像に難くありません。
そして、帯状回の場合、どうやら胸式呼吸が制限されやすい様です。
そうなると、脳と心臓への血流やリンパ液のやり取りも行いにくくなります。胸式呼吸によって、胸腔にポンプ作用が生じることで、心臓へ体液を送り込んでいるのですね。
脳の循環が悪くなれば、さらに脳の働きは落ちます。
どうでしょう。これだけみても、マスクをすることの身体への影響が多岐に渡ることが、ご理解頂けると思います。
ここまでの記載は、僕自身が臨床を通して、感じたことです。
エビデンスはありませんが、自信を持って書いていること。
マスクを否定するわけではなく、僕自身も感染予防のために、常に使用しています。
ただ、どうも日本全体がコロナに対して。そして、コロナに感染した人に対して、攻撃的になりすぎている印象を受けていまして。
その一つの要因に、もしかしたらなっているのかも知れません。
予防の一つは、内側翼突筋のマッサージになります。
あとは、顎を良く動かして。よく噛んで、適切に刺激を加えること。
これが大切になってきます。
長くなりましたので、今朝はここまでです。
参考になれば、幸いです。