オキシトシン
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おはようございます。みどりリハビリサービスのみねざきです。
さてさて、今朝も勉強のお時間です。
どうも、勉強仲間の方もブログを読んでくださっているようなので…。
難しくなりすぎないように、患者さんにもお読み頂けるように、書いていけたらと思います。
さて、これは先日の日曜日の研修会で話した内容。
オキシトシンについてです。
繋がりホルモン、やすらぎホルモンと言われるオキシトシン。コロナ渦で、このオキシトシンが不足しているであろう人がた~くさんいらっしゃいます。
アドレナリン系である、闘争逃走反応(戦うか逃げるか)のような、ある意味緊張感の高い状況とは違います。
頑張ることも必要ですが、休むこと。
心を許すことも必要。それを担う、一つの要素がオキシトシンです。
このオキシトシンの分泌が少ない人の特徴。身体で言うと、脊柱起立筋に現れます。
腸肋筋という、脊柱起立筋でも外側にある筋肉の走行に変化が出るのです。
オキシトシンが足りない人→左の腸肋筋が下方に、右の腸肋筋が上に流れる。
オキシトシンが足りている人→左の腸肋筋が上方に、右の腸肋筋が下方に流れる。
そして。オキシトシンが不足している人は、相手の目を見て話すことができなくなります。
顔を向けているように見えて、視線は無意識に外す。
これらは、僕の臨床での経験上に分かったことです。
オキシトシンは、教科書上では室傍核と視索上角で分泌されると書かれていますが、僕の経験上では、室傍核と視床後核が主な分泌ポイントです。
これらは頭蓋療法で、分泌を高めることができるのですが…。
高度なテクニックを要しますので、なかなか難しい。
もっとシンプルにオキシトシンの分泌をリセットするには、第5腰椎を前上方に引き抜くことが効果的です。
前彎を加えながら、第1仙椎から第5腰椎を引き抜くのです。
患者さんご自身でやるのであれば、両手で膝裏を抱え、あおむけになります。
腰が伸びますよね。このストレッチを、丁寧に5分以上続けると、分泌しやすくなるようです。
大切なものを見失っている人が多い現代。
オキシトシンは、そこに光を照らすホルモンです。