おなか
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おはようございます。みどりリハビリサービスのみねざきです。
今朝はおなかのお話。
皆様、腸を大切にしていますか?
今週いらした患者さんも、数名が腸に問題を抱えていました。
内科に行っても、特に異常所見は出ないでしょう。
でも丁寧に触診すると、腸間膜の緊張が高かったり、炎症を起こしていたり。
腸内環境が荒れていることを、示唆させる所見が意外と出ます。
おなかを健康に=ヨーグルトなどの乳製品を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
僕自身、腸に問題を抱えていた時期があり、その時は胃腸科や内科を受診しました。整腸剤を処方されたのですが、飲み続けても改善が得られず。
結局何で改善したかというと、糖質のカットです。
専門学校の時は、とにかく甘いものが大好きでした。
朝からケーキや菓子パン、アイスクリームを食べることはざらでした。
それらを抑えるようになってから、慢性的な便秘やおなかの膨満感が減ったのですよね。
腸内環境を考える上で、腸内細菌の存在は外せません。そうなると、乳製品に行きがちですよね。
でも、考えてみてください。
細菌が生きようと思っても、その土地が荒れ放題だったとしたら…。
細菌だって、生きています。
お野菜で言えば、土壌が荒れ放題になっているようなもの。
種をまき、肥料を大量に加えたところで、美味しいお野菜がなるとは到底思えませんよね。
そう、おなかを整えるには、何かを加えるのではなく、まずは「何かを絶つ」ことが必要になります。
代表的なのは、糖質と脂質、乳製品になります。
乳製品は、それ自体消化の悪いものもあり、逆に腸へ負担をかける要因になりねません。
ただし、これらはすべてがだめなのではなく、糖質の中でもこれはOK。乳製品は、これと一緒に摂れば大丈夫。みたいな組み合わせも多数存在することと思います。
それを自分で見つけられたら良いのですが、これは大変な難問ですね。
身体の感覚が良い方は、「あれ、今日はおなかが張ってる。あれが悪かったのかな?」と気付けるかも知れません。
僕は施術をしながら、その方のお身体の特性を見て、食べてよいものをアドバイスしています。
決して栄養学を勉強しているわけではないのですが、ずっと触り続けていると、「この方は、このパターンだ」と分かるようになります。
もちろん、押し付けではいけませんから、確認をしながら…。
おなかの調子が悪いと、いらいらしやすくなり、長く続くと抑うつ状態になりかねません。
また、腹部の緊張が高まると、腹大動脈から腸骨動脈への還流が妨げられるため、足全体が冷えやすくなったり、また足の栄養障害という観点では、足の筋量が減ってきたりもします。
ほかにもいろいろと…。
おなかの状態は、全身に様々な影響を出すのです。
ストレスフルの現代。力強く生きていくには、まず腸から…。
なのかも知れませんね。
今日はここまで。皆様、良い週末をお過ごしください。